他の言語:
オブジェクトの選択、移動、回転
ショートカットキー:
S
このツールには四つのモードがあります:
目次
選択ツール
このマップモードではさまざまなオブジェクトを選択できます。 選択されたオブジェクトは、表示設定と有効なスタイルにしたがって他とは異なるスタイルで描画されます。 また選択モードによってカーソルのアイコンも変わります。
単一オブジェクトの選択
左ボタンクリック でポインタに最も近いノードやウェイ
を選択できます。 選択されたノードやウェイは強調表示されます。
複数のオブジェクトが重なっていたり非常に近い位置にある場合に、特定のオブジェクトを選択する方法がいくつかあります。
- 中ボタンクリック で近傍のオブジェクト一覧のポップアップウィンドウを表示して順番に選択することができます。
Alt
キー(またはAltGr
キー) を押しながら 左ボタンクリック でポップアップウィンドウを表示させずに近傍のオブジェクトを順番に選択できます。 この選択方法をデフォルトにしてAlt
キーを使わなくてもよくするには、詳細設定 のselectaction.cycles.multiple.matches
を true に設定します。
現在の選択にノードやウェイ
を追加するには、
Shift
キーを押したまま 左ボタンをクリックします。 Ctrl
キーを押したまま 左ボタンをクリックすると、オブジェクトの選択を切り替えることができます(もしオブジェクトが選択されていれば選択から除外し、実選択なら選択に追加されます)。
ダブルクリック で周囲を囲むエリア(閉じたウェイやマルチポリゴン)を選択できます。
複数オブジェクトの選択
全てのオブジェクトを選択するには Ctrl+A
を押します。
マウスの左ボタンを押したままドラッグ すると選択用の矩形領域 が表示されます。
- マウスの左ボタンを放すと、矩形領域内の全てのオブジェクトが選択されます。 矩形領域内の全てのノードと領域内に全体が入っているウェイが選択されます。
- マウスの右ボタンを放すときにマウスの右ボタンを押していると 領域の選択をキャンセルできます。
マウスボタンが放されるときにAlt
キー、Shift
キー、Ctrl
キーのどれかが押されていると、以下のような挙動で選択されます:
Alt
キー : 通常の選択動作に加えて、矩形領域内に少なくとも一つのノードが含まれている接触している全てのウェイが選択されます。Shift
キー: 現在の選択に追加してオブジェクトを選択します。
Ctrl
キー: 現時の選択内容から、矩形領域内のオブジェクトが(もし含まれていれば) 選択解除されます。 現在の選択には何も追加されません。
Alt
キーはShift
キーと組み合わせられますが、Ctrl
キーは スケール コマンドに使われるので組み合わせられません。
選択解除
全ての選択を解除したい場合、なにもない領域でクリックするか、キーボードのEsc
を押します。
複数のオブジェクトを選択していて、その中の特定の一つのオブジェクトを選択解除したい場合、Ctrl
キー
を押したまま選択ツールでクリックしてください。
特定のウェイの選択
ノードを共有する複数のウェイから特定のウェイを選択する方法についてはこちらを参照してください。
移動
メインウィンドウ上で、選択した ノード と
ウェイを移動できます。 マウスカーソルを選択したオブジェクトのどれかに近付け、左クリックしたままマウスをドラッグします。
- ノードの近くで移動操作をした場合、そのノードだけが移動されます。
- ノードを他のノードのすぐ近くまで移動させ、かつ
Ctrl
キーを押したままマウスの左ボタンを放した場合、移動したノードは移動先のすぐ近くのノードと結合されます。
- ノードを他のノードのすぐ近くまで移動させ、かつ
- ウェイのそばで移動操作をした場合、ウェイとそれを構成するノードの両方が移動されます。
ノードのマージ
選択したノードをCtrl
キーを押しながら他のノードの上にドラッグすると、ノードをマージすることができます。
回転
Shift+Ctrl
を押しながら左マウスボタンを押してカーソルを移動すると選択したノードとウェイを回転できます。
拡大縮小
Ctrl+Alt
を押しながら左マウスボタンを押してカーソルを移動すると選択したノードとウェイのサイズを変更できます。
カーソル
カーソルの変化でどのようなアクションが起こるかが分かります:
カーソル | アクション |
---|---|
ノードを選択する | |
現在の選択に追加してノードを選択する | |
現在の選択からノードを除外する | |
ウェイを選択する | |
現在の選択に追加してウェイを選択する | |
現在の選択からウェイを除外する | |
矩形領域内のオブジェクトを選択する | |
現在の選択に追加して矩形領域内のオブジェクトを選択する | |
現在の選択から矩形領域内のオブジェクトを除外する | |
選択済みのノードとポインタ近くのノードをマージする | |
選択したオブジェクトを回転する | |
選択したオブジェクトをscale拡大縮小する |
詳細情報
ただ単にオブジェクトを選択したいだけなのに移動されてしまうことを防ぐため、あるマウス操作が選択操作なのかそれとも移動操作と捉えられるのかを設定によって制御することができます。これはタッチ操作やスタイラスを利用するタブレットのようなデバイスでは特に重要になります。左マウスボタンが押されてから放されるまでにポインタが移動した場合、ポインタが5ピクセルを超えて移動したか0.2秒を超えて押されているとオブジェクトは移動されます。それ以外の場合はオブジェクトは選択されるだけです。これら二つの設定は詳細設定のedit.initial-move-threshold
(ピクセル単位) と edit.initial-move-delay
(ミリ秒単位)で変更できます。.
関連事項
- UtilsPlugin2 にはさらに他の選択機能が含まれています。