wiki:Ja:Introduction

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JOSMことはじめ

  1. 言葉の定義
  2. JOSMを開始する
  3. JOSMで編集する
    1. ノードやウェイの追加
    2. タグの追加
  4. OSMへのアップロード
  5. 決めごと
  6. 特定のタイプのウェイを作る時の決めごと

言葉の定義

ノード(node): "ノード" は点です。

ウェイ(way): "ウェイ" は複数のノードをつなぐ線を意味します。 このことは、"ウェイ" は単に複数のノードをつなぐ線一般を指しており、道路などの現実的なウェイ(道)だけをさす言葉ではないことを意味します。

リレーション(relation): "リレーション"はウェイとノードを順番に並べた物で、複数の要素をグループ化する論理的なコンテナと言える物です。

領域(area): "領域" は両端が接続されたウェイです。

タグ(tag): タグは各ノードやウェイが何を表しているかを説明するものです。 タグは "キー" と "値" から構成されます。 キーは "道路" や "土地利用" など基本的に大まかなカテゴリに相当します。 それに対して値は "主要地方道"、"居住区域内道路" といった道路種別や "住宅地域"、"商業地域" といった土地利用状況などの詳細な特徴を示します。

詳細については オブジェクト - OSMデータと地図の基本構成要素 を参照してください。

道やトラック、パスが曲がっているとき、その曲線は複数のノードを短いウェイで接続して近似的に表現します。 ウェイに方向がある場合はタグでそれを表します。 例えば "oneway=yes" で一方通行を示します。 (片方向の道路をつくる際に考慮すべき事項について、このページの下部の "特定のタイプのウェイを作る" 時の決めごと を参照してください。) 他のタグではウェイの右側と左側を区別します。(海岸線など)

JOSMを開始する

JOSM は Java で書かれたプログラムであり、.jarファイルを実行して起動します。起動方法は各OSで異なりますので、JAVAプログラムに詳しい誰かに聞くか、インストール方法を読んでください。

JOSMが起動すると、JOSMの新しいバージョンでの変更点についての情報を書いたウィンドウが開きます。起動するたびにこのページの内容をチェックするように心がけてください。重要な変更があるかもしれません。

次にデータをダウンロードします。編集したいエリアのGPSトレース(GPXファイル)があるときには、直接それを開いてもかまいません。ファイル->開くで開くと、そのファイルの領域を表示します。

次に openstreetmap.org からその領域のデータを追加します。 上部ツールバーの緑色の下向き矢印をクリックするかファイルメニューの中からダウンロードダイアログを開きます。 ダウンロード対象の領域を選ぶには、まず ファイル -> OSMからダウンロード のダイアログ画面上部から"スリッピーマップ"タブをクリックします。 世界地図が表示されます。 地図を移動したりダウンロードしたい領域を選択するためのツールが準備されています: 地図をドラッグするにはマウスの右ボタンをクリック、ズームイン/アウトするにはスクロールホイール、領域を指定するにはマウスの左ボタンを使います。 次に緑色の下矢印source:trunk/images/download.png をクリックしてopenstreetmap.orgからデータを取得します。

他の方法として、既存のGPX ポイントをOSM サーバからダウンロードする方法があります。このやり方を始めるには、関連するエリアの緯度経度座標を知る必要があります。いちばん簡単なのは最初のタブにあるダウンロードダイアログスリッピーマップを使うことです。 詳細については ダウンロードダイアログ を参照してください。

JOSMで編集する

JOSM はオフラインエディタなのであなたのやった作業はサーバにアップロードするまでは他の誰にも見えません。このため、何も壊さずに実験したり、繰り返し要素を移動、タグ付け、追加や削除することができます。単一の要素へのその後操作はアップロード時にはひとつの修正としてデータベースへ送られます。

ノードやウェイの追加

実際の編集作業で最初に行うことは、OSMデータにノードやウェイを加えることです。 独立したノードを作ることもできますし、二つのウェイが交わる交差点など、ウェイにノードを追加することや、あるいはウェイの方向を変更することもできます。

ノードを追加するには、左メニューバー2番目のボタンをクリックするか、キーボードの"A"キーを押下(2番目のボタンがハイライトになるはずです)してノードボタンをハイライトにします。 次にノードを置きたい場所やウェイ、あるいはGPSトラックをアップロードしていればその軌跡上にマウスカーソルを移動し、左クリックします。白い点(選択されたノード)が現れ、ゴムのように伸び縮みする線がその点からマウスカーソルまで引かれます。その後ノードを作成するにつれ、前のノードは黄色の点で表示されます。

一連の連続したノードがウェイを形作ります。

タグの追加

ウェイやノードそのものは、"タグ付け"されて何を表すのかが分からないとあまり役に立ちません。 Map Features(地物) にウェイとノードに現在使用できる全てのタグの説明が載っています。

プロパティのペイン: タグを追加するには、まず最初にJOSM の右側にプロパティのペイン(小窓)が開いていることを確認してください。 左側の8番目のボタン(ドキュメントの上にスパナが乗ったアイコン(訳注:最新版では8番目では無いようです))がハイライトされているはずです。 ハイライトされていなければこのボタンを押すか、Alt+Shift+Pを押下してください。 プロパティのペインには 1)プラス印の付いた"追加"、 2)"編集"、3)"削除" の3つのボタンがあります。

プロパティペインで(タグを追加するなど)ノードやウェイのプロパティを編集するには、そのノードやウェイを選択しておく必要があります。

  1. 左側のアイコンの一番上のアイコンをクリックするか、"S"キーを押して選択モードに入ります。
  2. 選択したいウェイやノードをハイライトして”追加”ボタンをクリックします。
  3. ダイアログボックスが表示され、タグのキーと値を選択するように尋ねられます。 作成しようとするタグを表すキー/値のペアを入力します。 例えば、キーには引用符なしで"highway"を、値には"secondary"をこれも引用符なしで入力します。
  4. OK をクリックします。これでウェイにタグが付けられました。

OSMへのアップロード

全てを終えてご機嫌になったところで、作業した内容をOSM サーバにアップロードする必要があります。緑の上向き矢印source:trunk/images/upload.png をクリックします。

JOSM はアップロード対象になる要素の概要を教えてくれます。また、あなたの編集内容について、短い要約を自由記述で求められます。この説明はあなたのデータとともにサーバに保存され、次の例のような情報を提供しますRecent Changes list

"変更のアップロード"をクリックすると、あなたのデータはアップロードされて保存され、他の誰でも見ることができるようになります。

アップロードについてのより詳細な情報はデータをアップロード を参照。

決めごと

特定のタイプのウェイを作る時の決めごと

ウェイ作成に関するいくつかの別のポイント。

  1. (自動車道や高速道路のように分割され)二本に分かれたウェイは、二つの別々の並行するウェイとして描き、それぞれのウェイの方向が逆方向になるようにします。
  2. 通りが一方通行なら(上記の二本のウェイのそれぞれを含む) ウェイは進行方向に向けて描かれるべきです。
  3. キー/値 のタグ付けは大文字小文字を区別します、全てのキーは小文字で入力します。

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